2014/09/11 エナリス、新電力ネットワーク構築

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新電力ニュース

【新電力ニュース】2014/09/11 エナリス、新電力ネットワーク構築
新電力の支援を手掛けるエナリスは2016年の電力小売り全面自由化に合わせ、新電力同士で電力を融通し合えるネットワークを構築する。加入社は電力不足の際に他社から調達でき、顧客へ電力を安定供給できる。相互融通の仕組みができることで、自由化後の電力市場の活性化につながりそうだ。

 運用開始は同年4月を予定する。全国100社以上の加入を目指し、ミサワホームや大手通信会社などが加わる方向だ。

 小売りの全面自由化の決定を受け、家庭向けの電力販売を狙う企業が急増している。経済産業省によると、小売りをするための新電力への届け出企業数は現在約350社で、過去1年間で3.5倍に増えている。ノウハウに乏しい新規参入組は、電力の安定供給が最大の課題だ。仮に不足した場合には肩代わりする電力会社に対してペナルティーを支払わなければならない。

 エナリスは電力小売りのノウハウを提供し新電力の事業開始を支援している。自由化とともに新電力のネットワークの運用を始める。需給予測が外れた際にも、余ったところから足りないところへと新電力間で電力を融通する。電力会社の送電網を使って融通できるように、エナリスがあらかじめ契約しておく。需給の調整に失敗した場合のペナルティーの一部もエナリスが引き受ける。

 加入費用は数十万円程度を予定。ネットワーク内の新電力間で電力を融通する際は、1キロワット時あたり数銭程度の手数料を取る。加入企業には電力の需給予測システムを無料で提供する。

 新電力事業の立ち上げに向けては、IT(情報技術)企業などを中心に支援サービスが相次いでいる。NECは米ベンチャーの需給の「見える化」システムの販売を始めるほか、同社の蓄電池を使った電力の需給調整などを検討している。

 富士通は料金設定などのシステムを準備中だ。IBMも料金設定のシミュレーションや、詳細な気象情報から需給のミスマッチを防ぐシステムの提供を検討している。