2016/07/08 電力スポット価格反発

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新電力ニュース

【新電力ニュース】2016/07/08 電力スポット価格反発
電力の卸売市場でスポット(随時契約)価格が反発している。7月の全国平均は6月と比べて1割強高い。気温の急激な上昇で、冷房などの消費が増えた。西日本を中心に降雨が多く、太陽光発電からの電力供給も伸び悩んでいる。電力を外部調達に頼っている企業の収益を圧迫する可能性がある。

 日本卸電力取引所の取引価格(24時間平均)は7月1日~9日渡しの平均が1キロワット時8.8円。6月の月間平均と比べ1円高い。例年夏場の冷房需要が増えるこの時期は取引価格は上がる傾向にあるが「今年は上昇ペースが速い」(大手新電力)との声が出ている。

 平年より高めの気温が価格上昇の背景にある。気象庁によると6月の平均気温は東日本で0.7度、西日本では0.5度平年を上回った。7月に入り、首都圏では猛暑日も目立っている。

 電力広域的運営推進機関(東京・江東)の調べによると、7月8日の全国の最大電力需要(9エリア)は約1億2600万キロワットだった。前年の同日実績より6%増えた。

 西日本では猛暑に加え、雨の日も多い。太陽光発電の稼働率が下がり、余った電力を販売する動きが減ったとの見方がある。4月の電力小売り全面自由化後の大手電力からの切り替え件数は、6月30日時点で約126万件と全体の2%にとどまるが、新規参入した小売業者の買いがスポット価格を押し上げたとの見方もある。

 電力のスポット価格は原油が値下がりに転じた2014年以降は下落傾向が続いた。昨年9月以降は月間平均が1キロワット時10円を下回って推移する。7月も前年同期と比べると16%安い。ただ液化天然ガス(LNG)をはじめ発電燃料の値下がりは一服している。今後は燃料コストの上昇も、スポット価格の押し上げ要因となる可能性がある。