2017/07/18 電力スポット価格上昇 猛暑

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新電力ニュース

【新電力ニュース】2017/07/18 電力スポット価格上昇 猛暑
電力の卸売市場でスポット価格が上昇している。気温の上昇で冷房向けの需要が膨らみ、7月上旬の全国平均価格は6月と比べて1割強高い。関東や中国・四国などで降雨不足からダムの貯水量が下がり、水力発電が伸び悩むとの懸念も一部に出ている。高値が続けば、取引所で電気を調達する新電力の収益を圧迫する可能性がある。

 日本卸電力取引所の取引価格は7月1~14日渡しの平均で1キロワット時あたり10.2円。6月の月間平均と比べ2円強高い。西日本や北海道などで猛暑日となり冷房需要が高まった7月13日は同13円を超えた。「夏本番を前に高温の日が続いたことで、引き合いが強まった」と同取引所はみている。

 価格を押し上げている最大の要因は高い気温だ。7月に入り首都圏などで気温が35度以上になる猛暑日が目立つ。電力広域的運営推進機関(東京・江東)によると、13日の全国の最大電力需要(10エリア)は約1億4700万キロワットだった。前年同日に比べ12%多い。

 8月にかけても気温は平年より高めに推移しそうだ。気象庁は15日から1カ月の天候見通しについて、東日本の平均気温が平年より高くなる確率が60%、西日本は70%と予測した。

 九州は豪雨があったが、東日本は梅雨にもかかわらず降雨量が少ない。関東や中部、中四国の一部の河川は取水制限に入っており、国土交通省は5日に渇水対策本部を設置した。水力発電の落ち込みを警戒する声が出ている。

 2016年4月の電力小売り全面自由化を受け、新電力などの購入が活発になりスポット価格を押し上げているとの見方もある。大手電力から新電力への契約切り替えが広がっていることが背景にある。

 ただ足元の発電燃料価格の低下が電力スポット価格の上昇を抑える可能性がある。原油相場は5月下旬以降、弱含んでおり、液化天然ガス(LNG)のスポット価格は3月から安値水準で安定している。